コラム

description小規模でも強みを活かす経営術|15年連続黒字の理由

株式会社シスデイズ代表取締役社長の宮野です。

東京都内に拠点を構える弊社は、小規模ながらも開業以来15年連続で黒字決算を達成してきました。長期にわたって安定した経営を続けることは簡単ではありませんが、これまでの経験を振り返ると、弊社が持ついくつかの「強み」がこの成果に繋がったと感じます。

まず、一つ目の強みは高い技術力です。弊社は、ウェブシステム開発を中心に事業を展開する中で、常に高品質な成果物を作ることを目指してきました。その結果として、プロジェクトの失敗が自然と少なくなり、赤字に直結するリスクを最小限に抑えられています。開発案件における失敗は、納期遅延や追加コストといった形で会社の収益に直結します。その点、弊社では技術力の蓄積により失敗が少なく、赤字に転じるリスクを最小限に抑えられたことが、安定した黒字の継続に繋がっています。

また、少人数の会社であることも大きな強みになっています。組織が小さいため、意思決定を迅速に行うことができ、変化する状況に柔軟に対応できます。さらに、固定費を抑えられるため、経営に余裕を持たせながら必要な投資を行うことが可能です。限られた資源を効率的に使いながら事業を運営できる点は、小規模な組織ならではの利点です。

加えて、長期的な信頼関係を築けていることも、弊社の大きな特徴です。小規模な会社だからこそ、お客様一人ひとりに丁寧に向き合い、信頼を築いてきました。その結果、10年以上にわたって継続的にご依頼をいただいているお客様もいらっしゃいます。長期の取引は、単に安定した収益をもたらすだけでなく、私たち自身の成長にも繋がり、経営の基盤を支える力となっています。

こうして振り返ると、小規模な会社であっても、自分たちの強みを磨き、顧客との関係を大切にすることで、持続的に成長できることが分かります。今後もこれまで大切にしてきた姿勢を軸に、工夫を重ねながら着実に前進していきます。

筆者: 宮野 清隆 高度情報処理技術者資格であるテクニカルエンジニア、アプリケーションエンジニア、プロジェクトマネージャ等を27歳までに取得したITのスペシャリスト。 2008年に株式会社シスデイズを設立し、代表取締役就任。2020年、高IQ団体JAPAN MENSAの議長/会長に就任。 現在はシスデイズと並行し、IT以外の企業でも顧問として活動している。
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