Google Formを簡易パスワードで保護してみる


簡単に Form を作成できる Google Form ですが、公開範囲の設定が「公開」か「特定のGoogleアカウントにログインした人のみ」の二択しかありません。公開にしてしまうと誰でもアクセスできてしまい、かと言ってログインが必要な設定にしてしまうとGoogleアカウントを持っていない人が利用出来なくなります。

仲間内でササッとアンケートを取りたい場合などは、「パスワードを知っている人にだけ公開」という設定が出来ると便利です。今回は、Google Formの標準機能を使用して簡易的なパスワードで保護された(ように見える)Formを作成してみます。

Google Form の設定

パスワードで保護する場合、まずはフォームの設定項目で「このフォームを表示する際に○○へのログインを求める」のチェックを外します。これで、Googleアカウントを持たない人でもFormを使用できる状態になりました。

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次にパスワードの入力設定を行います。質問の形式を「テキスト」にした入力項目を一つ追加しましょう。ポイントは、詳細設定で「データの検証」を行うことです。

「データの検証」は、入力された値のチェックを行います。正しい値を入力しないとエラーになるため、正しい値(=パスワード)を知らない限りはこのフォームが使えなくなるというわけです。検証内容には正規表現を使用します。下記のように設定しましょう。(この例では「abc123」がパスワードになります)

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ページの分割

さて、パスワード欄が作成できたとはいえ、このまま質問項目を追加して行ったら質問内容が全体に公開されてしまいます。せっかくパスワードで保護しているのですから、正しいパスワードを入力しない限りは質問内容すら見えないようにすべきです。

Google Formにはページを分割する機能がありますので、それを利用しましょう。「アイテムを追加」の設定から、「改ページ」を選択します。

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これで1ページ目がパスワードの入力画面になりました。あとは2ページ目以降に好きな質問項目を書いて行けば、パスワードで保護された(ように見える)Formの出来上がりです。

※ここから種明かし

うまくパスワードでの保護に成功したかに見えるこのFormですが、何度も「パスワードで保護された(ように見える)」と書いているとおり、実は、正しい意味での保護は出来ていません。なぜかというと「データの検証」はJavaScriptという技術を用いて実行されるため、HTMLのソースコードを見るとデータの検証欄に入力したパスワードが見えてしまうからです。




上記のとおり、分かる人が見ると簡単に突破されてしまいます。あくまでもこの保護が簡易的なものだということは覚えておきましょう。

今回の例で作成した Google Form は下記になります。パスワードは「abc123」なので、適当に触ってみてください。
パスワードサンプルForm


宮野 清隆株式会社シスデイズ代表取締役社長
プロジェクトマネージャ・アプリケーションエンジニア・テクニカルエンジニアなど、
多数の高度情報処理資格を保有するITのスペシャリスト。2008年にシスデイズを設立し、代表に就任。
2012年より上位2%のIQを保有するものだけが参加できる団体「JAPAN MENSA」に所属。
2014年よりJAPAN MENSA財務担当、2016年よりJAPAN MENSA副会長に就任。
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